【こんな係がクラスにほしい】(2/3校時)クラスをより良くする『新しい係』を話し合いで提案する授業づくり(実践編)

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キーワード: 話す・聞く、対話、係、グループ

目次

(一言で)授業の目標

学校生活がより楽しくなるような係を話し合って決めよう。

授業の目標(詳細)

本時は話し合いの第2時である。前時、話し合いの目的や方法、気を付けることについて確認した。本時はそれらを生かして、児童が話し合いを実践する時間である。

本時行う話し合いは2種類ある。一つ目は考えを広げる話し合い、二つ目は考えをまとめる話し合いだ。それぞれに方法や注意点があるため、話し合いを行う前に全体の場で復習し、全員が同じように話し合いに臨む姿勢をつくりたい。そして、教員は机間巡視を行う中で話し合いの様子をよく観察し、うまくいっていないところにはサポートに入ったり、うまくできているところを紹介したりできると良い。

本教材のポイント

本時は話し合いの実践の時間であるが、話し合いをして終わりにしてはいけない。前時学んだことを生かしながら実行してみることで、うまくできることやうまくできないことが明確になってくる。それらを集約していくことで、授業の時間だけでなく、日常生活でも生かせる力が身に付いていく

本時は、各話し合いが終わったときに教員がよい姿を紹介する時間を設けた。これにより、よい姿を具体的な姿でイメージできるだけでなく、一度抽象化してから自分の中に落としこむことができると考える。また、授業終わりの振り返りで「よかった姿」や「悪い姿」ではなく、「うまくできたこと」と「うまくできなかったこと」を振り返ることで、その理由や次に同じようなことをするときの目標設定を考えやすくした。

授業デザイン

・前時学んだ話し合いの方法を振り返る。

・今回の話し合いの目的を確認するために、単元目標を全員で読む。
「みんなが学校生活を楽しく過ごすための新しい係を、全員が納得するように話し合って考えよう。」

・本時の課題を提示する
「学校生活がより楽しくなるような係を話し合って決めよう。」

・考えを広げる話し合いでは、仲間の意見を否定してはいけないこと、考えをまとめる話し合いでは多数決やじゃんけんで決めてはいけないということを再確認する。

*目的から逸れた話し合いにならないように、単元目標を板書し、目的に線を引く。

*考えをまとめる話し合いで大切な「全員が納得するように」という箇所にも線を引いて強調しておく。

・決まりを板書に示し、再度全体で確認する。

・考えを広げる話し合いをする。

・ホワイトボードを用意し、前時、各自が付箋に書いた係を貼ったり、メモしたりしながら話し合いを進める。

・話し合い終了後に、机間巡視していてよかった姿を紹介する。

・児童が話し合いの途中で確認できるように、考えを広げる話し合いの決まりを板書に位置づける。

*話し合いがうまく進んでいないグループがあったら、児童が話し合いの流れをつかめるまで進行役として入る。
*話し合いを机間巡視しながら良いと思った発言や質問、問いかけをメモしておく。

・最終的に、係の名前、目的、仕事内容を発表するときに見やすくできるようにまとめ方を示す。

・決まりとまとめ方を板書に示し全体で確認する。

・考えを広げる話し合いをする。

 

 

 

 

 


・話し合い終了後に、机間巡視していてよかった姿を紹介する。

・児童が話し合いの途中で確認できるように、考えをまとめる話し合いの決まりを板書に位置づける。

*整理のしかた(ホワイトボードでのまとめ方)を事前に示しておき、どのグループも同じようなまとめ方ができるようにしておく。

*話し合いがうまく進んでいないグループがあったら、児童が話し合いの流れをつかめるまで進行役として入る。

*話し合いを机間巡視しながら良いと思った発言や質問、問いかけをメモしておく。

・話し合いでうまくいったこととうまくいかなかったことを振り返る。

・次回の見通しをもつ。

・どうしてうまくいったのか、どうしたらうまくできるようになるかも同時に書くようにする。

*振り返りの時間が少なくなる可能性が高いため、本時は各自の振り返りで終わり、次回振り返ったことを交流するようにする。

*早く終わった場合は近くの人と交流する。

作成者からの一言

活動中心の授業では、時間の確保などの観点から、やりっぱなしで終わってしまうことがあります。しかし、大切なことは振り返りをして、日常生活に生かしていくことなので、振り返りの時間を十分に確保して行ってもらえると嬉しいです。

参考文献

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