【こんな係がクラスにほしい】(1/3校時)クラスをより良くする『新しい係』を話し合いで提案する授業づくり(考えを広げる編)

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キーワード: 話す・聞く、対話、係、グループ

目次

(一言で)授業の目標

いろいろな考えをまとめるための話し合いはどのようにしたらよいのだろう。

授業の目標(詳細)

本単元では、各々の児童が考えた係について話し合い、考えを広げまとめることが中心となる。自らの考えを押しつけるのではなく、互いの考えを認めながら、整理し、まとめていけるように、話し合いの目的や方法を周知した上で学習に臨めるようにしたい。

本時は、単元の第1時なので、これまで学習してきた話し合いとの違いや単元の目標を共有することで学習に対する意欲と見通しをもち、次時から児童の自主的な話し合いをできるようにしていく。また、目的を明確にすることで、話し合いをスムーズに進められるようにする。

本教材のポイント

本単元では、発展的な内容として、単元の終わりに学年全体へ学級で決まった係を紹介するという活動を設定した。学級での話し合い後に、学年全体へ紹介する意識をもつことで、よりよい係を考えようという意識をもち、学校生活をさらに楽しく過ごすための係を意欲的に考えることができると考える。

さらに、本時は児童が無制限に自分の好きな係を考えるところから、段階的に学級全体のために係を考えるというように思考の流れを設定した。授業の中では、自己中心的な考えが出てくることも予想されるが、その都度、新しい係を作る目的に立ち返り、子どもたちが常に同じ方向を向いて話し合いができるように支援していきたい

授業デザイン

・1、2年生の時に経験した係を挙げてもらう。

・クラスにあったらうれしい係を隣の人と話し、出し合う。

・出した係を発表し、全体で共有する。

・本時の課題を設定する。
「いろいろな考えをまとめるための話し合いはどのようなことに気をつけたらよいのだろう。」

・たくさんの係があるが、板書に位置づけるものは、全体のためのものと少数のためのものなど2種類以上あると良い。

・この段階では考える係に制限を付けず、思いついたままに係を出してよい。

*その場でマグネット付きの長方形の画用紙に書き込み、黒板に貼れるようにすると、その後の板書上でのグループ分けがしやすくなる。

・学級全員に必要な係はどのようなものか考える。

・板書にある係を種類や目的別に分けていく。
例 お笑い係、遊び係 → みんなが楽しむため
  ドッジボール係 → 好きな人が楽しむため

・新しい係を考える目的は「みんなが学校生活をさらに楽しく過ごすため」ということを確認する。

・目的に合った係をどんどん付箋に書き出す。

・導入で板書した係を一つずつ示すことで、どういった係なら、学級に喜ばれるか考えられるようにする。

*どのような目的の係であれば、学級全員がもれなく喜ぶかを問いかける。

*付箋やタブレット端末を活用し、思いついた係をどんどん書き込めるようにする。

・たくさんの係を追加することは難しいので今回は多くても1つだけ学級の係に追加できるものとし、たくさん出た係の中から学級で一つの係に決めるためにどのように話し合えばよいか考える。

・次回から行う話し合いのしかたを確認する。

・話し合いには、考えを広げる話し合いと考えをまとめる話し合いがあることをおさえる。

・今回は考えを広げる話し合いをした後に、考えをまとめる話し合いをするという順番をおさえる。

・2年生で学習してきた他者との共通点や相違点を見つけるだけの話し合いと異なり、考えを広げた後に、グループで意見を一つにまとめるというゴールがあることを伝える。

・全員が納得して話し合いを終えられるように、多数決や、じゃんけんなどの方法は禁止することを伝える。

・単元の目標を設定し、共有する。
単元の目標「みんなが学校生活を楽しく過ごすための新しい係を、全員が納得するように話し合って考えよう。」

・次時への見通しをもつ。

*単元目標の中に話し合いの目的が入っていることをおさえ、逸れてしまわないように毎時間確認する。

・次の時間に話し合いがスムーズに進められるように、疑問点などは本時のうちに聞いておくとよい。

作成者からの一言

何でもありの話し合いにならないように、どんなことにも明確な目的や対象とする相手がいることをおさえる

また、次時以降の、考えをまとめる話し合いが難しいことが予想される。そのため、あらかじめどのようにしたら異なる考えをまとめられるかを学級で考えておき、実際の話し合いの場面では、なるべく児童たち自身で適切な話し合いができるようにしたい。

参考文献

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