短冊の利用で文章マスター!ーはじめての文章をつくる指導の工夫ー
(一言で)授業の目標
授業の目標(詳細)
本時は、自分の書いた文を並べ替えて、分かりやすい文章の構成を考えることが目標である。
本単元は小学校1年生にとって、初めて授業で作文を書く単元である。学校にあるものをおうちの人が分かる文章で教えてあげたいという意欲をもたせ、難しい作文の単元に前向きに取り組ませるようにしたい。
短冊のマスの使い方など、表記の指導や助詞の使い方についてもていねいに指導を行い、正しい文章の書き方を身に付けさせる。
本教材のポイント
間違いを気にせずに文が書けるよう、たくさんの短冊を用意した。
短冊にすることで、添付ファイルの図のように並べ替えて文章の構成を考えることができる。
※なお短冊を自作したのは、子どもが使用しているノートのマスの数に合わせたからである。(縦10マスのものを作っているので、同じマス数のノートを使われているのであれば、B4またはA3のコピー用紙に印刷して、ご自由に使っていただきたい。)
授業デザイン
・前時の復習
・授業の見通しをもつ。
・前時におうちの人の意伝えたいものについていくつか文を考え、1文ごとに短冊に書かせておく(短冊や記述例は添付ファイル参照)。
・分かりやすい文のならべかたを考える。
・全体の形や色のことを先に書き、細かいことを後に書くと分かりやすいことに気付くようにする。
・教科書の例文を参考に、語尾や句読点のやくそくを確認する。
・教科書の例文を拡大コピーし、黒板で順序を入れ替えてみせる。入れ替えると分かりにくい文章になることを示し、順序の大切さに気付かせる。
*ならびかえたときに主語が繰り返し出てきたら、あとの主語を消すように声がけする。
・自分の短冊を並べ替えて、分かりやすい文章を構成する。
・並べ替えた短冊をセロハンテープで貼り、文章を完成させる。
・完成した文を友だちと読み合う。
・並べかえたら、その場に立って声に出して読ませることで、分かりやすい順になっているか推敲させる。
*友達と読み合うことでもっとわかりやすい工夫に気付いたり、アドバイスをし合うなどしていたら、全体でほめで価値づけする。
・完成した文を最後に自分で読み、できあがった達成感を感じる。
・本時をふりかえる。
・次時の見通しを持つ。
・いくつもの文をつなげて文章ができたことや、分かりやすい文章ができたことを価値付ける。
・次時は清書をすることを伝え、完成に向けて意欲を高める。
作成者からの一言
作文は子どもが苦手意識をもちやすいので、1年生こそみんなで作文を楽しみ、伝える喜びを感じさせてあげたいですね。
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